裕美子 えー師匠お久しぶりです(アイスを食べながら)
師 んー(アイスを食べながら)
裕美子 アイスおいしいですか?
師 ジャイアントカプリコ。
裕美子 久しぶりの御神楽の後はアイスがおいしいですね。
師 君は久しぶりなのか?
裕美子 どきっ・・い、いえ師匠の前では
師 何いってんの
裕美子 あ、あぁ、今日は師匠にお聞きしたいことがありまして。
師 なんじゃ。何でも聞け。お前の悩みなら何でも聞いちゃる。
裕美子 実はですね、あたしの友人A(練馬区在住)が
小学校の時の運動会か何かの時に御神楽を踊ったというんです。
確かに同じ踊りだったって。
御神楽って運動会で踊ってしまうような
そんなメジャーな踊りだったんですか?
師 (コーンをくわえて)ふぅーん。メジャーだよ。みんな踊ってるよ。
裕美子 ・・・ガーン・・・
師 お前のような田舎者にはわからんだろ(千葉出身)
裕美子 ・・・くぅーっ・・・(小田原出身)
師 御神楽はね、新潟の踊りだから
太 えっ!?そうなの?初耳(新潟出身)
師 かなりマジです。
ワシはね初めて舞ったときに、農耕民族の熱い血潮を感じてのう。
新潟しかないと悟ったんじゃ。※1
裕美子 ・・・・・・・・・・・・・・・・(絶句)
師 なに、もう対談は終わりか?
裕美子 ありがとうございました。
師 おい、裕美子ちょっと待て。お前物事投げ過ぎ。そんなことだからね。
いつまでたっても、真のミカグラーの一歩手前なんじゃ。
裕美子 タララーララーララー(PHSが鳴る)※2
師 おぃおぃ人が話してるのに電話だよ。ご立腹。
裕美子 ん、あぁ、今劇団のHP作って・・・(電話モード突入)・・・じゃぁねぇ。
師 それでな、
裕美子 あ、留守電入ってる・・・(留守電聞きモード突入)・・・
師 今度は留守電だよ。ご憤慨。
裕美子 あ、師匠からの留守電だ。
師 あ、さっきそういえば入れたっけ。ご回想。
裕美子 消去消去。
師 なんじゃと。怒髪天。
裕美子 だって今、目の前にいるじゃないですか。
師 そうじゃのぅ。ご満悦。
裕美子 師匠はあたしの事を真のミカグラーとして
認めて下さったのではなかったのですか?
師 真のミカグラーというのはねぇ、流動的なものじゃから。
裕美子 流動的?
師 うん。つまり『Reー』の最中は裕美子はミカグラーだったんだ。
裕美子 ンンーっ?
師 だけど、真のミカグラーではないのじゃよ、ふぉふぉふぉ。
裕美子 一体私には何が足りないとおっしゃるのですか?
師 足りる足りないじゃないんだよね。真のミカグラーは生きザマだから。
笑顔でただ踊っているだけでミカグラーを名乗るとは不届き千万。
屁のカッパじゃな。お前。
裕美子 はぁー(師のいうことについていけず、かなりマジなため息)
師 そう落ち込むな。わかりやすく言うとでしゅねぇ。
今、が大事なんでしゅよ。今、が。
踊ってて、今、私、ミカグラー。
太 そろそろお疲れのようなので。
師 あぁ、もうちょっと待って。えーと。
日常生活で、今、私、真の、ミカグラー、に
裕美子 ありがとうございました。
太 ありがとうございました。
師 お前等、やる気なさすぎじ
裕・太 ありがとうございました。
師 ゃあ。ワシ、怒った、今、真の、ミカグラー、は、バイバイキ〜ン
※1 実際は東北地方に伝わる伝統芸能の一種らしいが、
詳細は定かではない。
師 「新潟は東北じゃないか。ワシは間違っとらん!」
太 「新潟は関東甲信越の一つなのっ!」
師 「米を作ってるところは皆東北なんじゃ!
ササニシキ、コシヒカリ、ひとめぼれっ!」
※2 実際に鳴った。
ちなみに裕美子のPHSの着信音は、
自分の曲「キミ」を作曲機能で設定したオリジナル仕様。
今のところ彼女一人しか持っていないはず。
裕美子「でも曲が売れて、みんな入れたら困っちゃうなぁ・」
師 「・・・ご驚愕」
君も御神楽ER(ミカグラー)をめざせ!
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